フキタンポポ  蕗蒲公英
[別名] カントウ
[中国名] 款冬 kuan dong
[英名] coltsfoot
[学名] Tussilago farfara L.
キク科 Asteraceae  フキタンポポ属
三河の植物観察
フキタンポポの花
フキタンポポ総苞
フキタンポポの茎
  
フキタンポポ
 フクジュソウに似ていて、正月向けの花として販売される。
 多年草。根茎は長く這い、ほぼ地下性、褐色。果時の茎は高さ5~10㎝、密に白色の羊毛状の毛があり、鱗片形の紫色~青紫色の苞のある葉が互生する。基部の葉は花後に現れ、長さ5~15㎝の長い葉柄があり、白色の羊毛状の毛がある。葉身は円形状心形、長さ3~12㎝、幅3~14㎝、下面に密に白色の綿毛があり、掌状に網状脈があり、縁は波打ち、不等の歯状。頭状花序は単生、頂生、直径2.5~3㎝、花期の前と後に下向き(又は下垂)になる。総苞は鐘形、果時に長さ1.5~1.8㎝。総苞片は1又は2列、線形、白色の柔毛があり、無毛になり、時に黒色の腺毛があり、先は鈍形、しばしば、紫色を帯びる。周辺小花は雌性、多列、黄色、放射状、柱頭は2裂。中心小花は少数、機能的に雄性、花冠は筒形、5裂、葯は基部が矢じり形、柱頭は頭状、普通、不稔。痩果は円筒形、長さ3~4㎜。冠毛は白色、長さ1~1.5㎝。
[花期] 1~3月
[草丈] 5~10㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 日当たりのよい湿地
[分布] 帰化種  中国、インド、ネパール、パキスタン、ロシ、北アフリカ、西南アジア、西ヨーロッパ原産
[撮影] 西尾市  17.12.16

 フキタンポポ属

  Familia: Asteraceae - Subfamily: Asteroideae -Tribe: Senecioneae-Subtribe: Tussilagininae - genus Tussilago
 多年草、花茎があり、根茎があり、匍匐性又は平伏。葉は花後に生じる。根出葉は卵形又は三角状心形。花茎は少数、多数の苞状の葉をもつ。頭状花序は1個、異形配偶(heterogamous)、放射状。総苞は鐘形。総苞片は1又は2列、等長、披針形、先は尖鋭形。花托は平ら、無毛。小花は黄色。周辺小花は雌性、多数。稔性の中心小花は機能的に雄性、少数。花冠は筒形、5裂。葯は全縁又は基部が類耳形。花糸は先に同じ大きさの細胞をもつ。花柱は全縁、先は鈍形、柱頭はパピラがある。痩果は狭い円筒形、5~10個のうねがある。冠毛は多くの細かい剛毛であり、白色。
 世界に1種あり、温帯の北アフリカ、アジア、ヨーロッパに分布する。

 フキタンポポ属の種

 1  Tussilago farfara L.フキタンポポ
    synonym Mitrasacme alsinoides R.Br. var. indica (Wight) H.Hara
 中国、インド、ネパール、パキスタン、ロシ、北アフリカ、西南アジア、西ヨーロッパ原産。中国名は款冬 (kuan dong)。英名はcoltsfoot。


 参考

1) Flora OF China
 Tussilago farfara L.
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200024610
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