ホソバウンラン  細葉海蘭
[中国名] 柳穿鱼 liu chuan yu
[英名] butter and eggs , common toadflax , wild snapdragon
[学名] Linaria vulgaris L.
オオバコ科 Plantaginaceae  ウンラン属
三河の植物観察
ホソバウンランの花
ホソバウンランの花
ホソバウンランの葉
ホソバウンラン
 在来種のウンランに比べ、葉が細いのでこの名が付けられた。英名は花の色をうまく表している。大正時代に薬用や観賞用として渡来したものである。初期には沿岸部に限られていたが、今では各地の内陸でも野生化している。北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどにも帰化している。科はゴマノハグサ科からオオバコ科へ移動された。
 茎は直立する。葉は長さ2.5~5㎝の線形、基部は茎を抱かない。花はウンランとよく似た仮面状花で、花冠の長さ18~32㎜。上唇は2裂し、下唇には橙色の隆起部分があり、筒部は先が細長い距となる。花柄は長さ1~4㎜。果実は長さ9~12㎜。種子は長さ約1.5㎜、扁平、翼がある。2n=12
 中国のものは2亜種に分類されている。
 subsp. chinensis 柳穿鱼 liu chuan yu は朝鮮、中国に分布する。葉が長さ2~6㎝、幅 2~4(10)㎜、1脈。萼片は幅1~1.5㎜。  subsp. acutiloba 新疆柳穿鱼 xin jiang liu chuan yu は中国、モンゴル、ロシアに分布する。 葉は長さ3~8㎝、幅0.5~1.5㎝、3脈。萼片の幅が1.5㎜以上。
 在来種のウンランは小型、海岸の砂浜に這うように生える。葉が楕円形。花が似ている。
 最近、同じように直立して、よく似ている外来のキバナウンランも見られるようになってきた。葉の幅が広く、花の橙色の部分が小さい。
[花期] 5~7月
[草丈] 30~80㎝
[生活型] 越年草
[生育場所] 草地、道端
[分布] 帰化種 中国、ロシア、トルコ、ヨーロッパ、イギリス原産
[撮影] 稲武町 04.7.4
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