ヒメツルソバ 姫蔓蕎麦

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Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae イヌダテ属

別 名 カンイタドリ
中国名 头花蓼 tou hua liao
英 名 pink-head knotweed, pinkhead smartweed
学 名 Persicaria capitata (Buch.-Ham. ex D.Don) H. Gross.
 basionym Polygonum capitatum Buch.-Ham. ex D. Don.
ヒメツルソバの花
ヒメツルソバの花
ヒメツルソバの茎
ヒメツルソバの葉
ヒメツルソバ
ヒメツルソバ果実
花 期 5月~11月
高 さ 地を這う
生活型 多年草
生育場所 山の斜面、谷間の日陰、民家付近、石垣、土手
分 布 帰化種 中国、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア原産
撮 影 蒲郡市三谷町  07.11.9
明治時代に鑑賞用に導入され、逸出して全国的に野生化している。乾燥にも強くアスファルトの隙間や、石垣の隙間などでも見かけられる。
 多年草。 茎は匍匐し、叢生し、基部は木質で、まばらに腺毛が生えているか、またはほぼ無毛で、多数、分岐し、節から根を出し、節間は葉身より短い。小枝は直立し、角(かど)があり、まばらに腺毛がある。葉柄は長さ2~3㎜、ときに基部に耳がある。葉身はときに上面に大きな帯黒色の斑紋があり、卵形または楕円形、長さ1.5~3㎝×幅1~2.5㎝、両面に腺毛があり、基部は楔形、縁は全縁で腺毛があり、先は鋭形。托葉鞘は筒状、長さ(2~)5~8㎜、膜質、まばらに腺毛があり、先端は切形、縁毛がある。花序は頂生、頭状花序、単生または双生し、球形、直径6~10㎜、多数つく。花序柄には腺毛がある。苞は狭卵形、膜質。小花柄は非常に短い。花被はピンク色で、5深裂する。花被片は楕円形、長さ2~3㎜。雄しべは8本、突き出ない。花柱は3本、中央より下が合着し、花被と等長。柱頭は頭状。痩果は宿存する花被に包まれ、黒褐色、わずかに光沢があり、狭卵形、三稜形がほとんどで、やや厚いレンズ形も混じり、長さ1.5~2㎜、密に細点がある。寒さにも強く、日本では冬にも花が見られることがあり、花期は(5)6~9(11)月。果期は8~10(11)月。2n=22。
品種)  'Pink Bubbles'