ハツコイソウ  初恋草
[別名] レケナウルティア・フォルモサ
[英名] red leschenaultia
[学名] Lechenaultia formosa R.Br.
クサトベラ科 Goodeniaceae  レケナウルティア属
三河の植物観察
ハツコイソウの蕾
ハツコイソウの花
ハツコイソウの花筒
ハツコイソウの花筒2
ハツコイソウの葉
ハツコイソウ
ハツコイソウ2
ハツコイソウ花2
 ハツコイソウはクサトベラ科レケナウルティア属の栽培種。
 低木、平伏~直立、高さ2~40㎝。茎はうねが無い。葉は扁平、長さ3~14㎜×幅0.4~1㎜、無毛、全縁。小苞は無い。花柄は長さ5~7㎜、、無毛。咢は長さ4.5~5.8㎜、無毛。花冠は赤色(赤色と黄色、赤色と橙色、クリーム色)、長さ13~20㎜、耳は無く、距も無く、外側は無毛、内側も無毛。花冠は5裂し、上側の3個は大きく、下側の2個は小さく柱頭を抱く。上側の3個の花冠裂片は長さ6~9.5㎜、両側に幅0.1~.0.2㎜の翼をもつ。葯は分離。子房は下位、ギボス形ではない。花柱は長さ11~13㎜、有毛、包膜(indusium )[柱頭の下の円盤状の部分]は1個、有毛。胚珠は2個以上。果実は蒴果。花期は5~11月(オーストラリア)。
品種) 'Scarlett O'Hara' , 'Wisley Sunrise'
[花期] 10~4月
[高さ] 2~40㎝
[生活型] 低木
[生育場所] 栽培種
[分布] 外来種 オーストリア原産
[撮影] 西尾市  19.10.28

 レケナウルティア属

 family Goodeniaceae- genus Leschenaultia

 小高木又は低木又は草本、通常の植物又はswitch-plants(葉を欠き、葉に変わる緑色の小枝をもつ)。茎は直立又は平伏、節間が中実、中生(mesophytic)又は乾生(xerophytic)。托葉は無い。葉はよく発達し、またはかなり減り(ときに鱗片になる)。多年性、茎葉、葉を基部に密集又は根生せず、葉が枝先に密集することもない。葉は互生(ヒースのように密集)、螺旋状、無柄、鞘にならず、単葉、葉枕は無い。葉身は全縁、平ら又は巻き又は中実、円柱形、半円柱形又は中実/角(かど)があり、卵形(~狭披針形)~線形(又は狭線形)、羽状脈、有毛又は無毛、腺毛は有又は無、複合毛は有又は無[葉は平ら又は針状又は成長した植物では事実上欠く]。花外蜜腺をもつ。花は両性、虫媒花。受粉メカニズムが著しく特殊化している(花粉授与のための花柱の変形を含む)。花は単生又は集散花序~総状花序(葉がある)~散房花序(葉がある)につき、腋生又は頂生、散房花序は小さい。花柄は有又は無。苞は対生し、葉状、まれに減る。小苞は葉状、まれに減る、花は小型~中型、形が不規則、非対称、花被と雄しべ群をもち、5数性、四輪生。花被は咢と花冠が分かれ、花被片は (8~)10個、2輪につき、同数又は異数。咢は5裂、合弁咢、筒形、咢片は鈍い。花冠は内側が深く切れ込み、裂片は敷石状、規則的又は不規則だが2唇形ではなく、外側に毛があり、内側にも毛があり、緑色、白色、黄色、赤色又は青色。花冠裂片は卵形。雄しべは5個、花冠筒部の基部付近につき、花被片と同数、咢と対生し、花冠裂片と互生し、全て等長、分離又は1輪に合着。葯は分離又は密着し、底着、内向き、4胞子嚢(tetrasporangiate)、縦の隙間から裂開する。花粉は4集粒。雌しべは2心皮、2室、syncarpous(合生心皮) 、synstylovarious (子房と花柱が心皮と完全に融着し、柱頭は分離)~eu-syncarpous(真正の合生心皮)、子房下位。子房は2室。花柱は1本、柱頭の下に包膜(indusium)をもつ。包膜は2唇形。柱頭は1~2裂、中軸胎座、胚珠は室に20~50(又は数個)個、斜上、倒生。果実は蒴果、長さ5~50㎜、翌シーズンの成長前に落ち又は宿存し、肉質でなく、有毛で無く、裂開する。果実は1部屋と2部屋、2室、おとなしく裂開する。種子は1果実に20~40個、1室に1~20個、1列に並び、小さく、仮種皮は無く、胚乳は豊富、油質、胚は真っすぐ、子葉は2個。
 世界に29種あり、オーストラリア、ニューギニア(1種)に分布する。 
 クサトベラ科の他の属とは柱頭の構造と受粉のメカニズムが異なる。柱頭の下に包膜(indusium)をもつ。


 レケナウルティア属の主な種

 1  Lechenaultia formosa R.Br. ハツコイソウ 初恋草 (レスケナウルティア・フォルモサ)
 西オーストラリア州原産。英名はred leschenaultia 。
 低木、平伏~直立、高さ2~40㎝。茎はうねが無い。葉は扁平、長さ3~14㎜×幅0.4~1㎜、無毛、全縁。小苞は無い。花柄は長さ5~7㎜、、無毛。咢は長さ4.5~5.8㎜、無毛。花冠は赤色(赤色と黄色、赤色と橙色、クリーム色)、長さ13~20㎜、耳は無く、距も無く、外側は無毛、内側も無毛。中央の花冠裂片は長さ6~9.5㎜、両側に幅0.1~.0.2㎜の翼をもつ。葯は分離。子房は下位、ギボス形ではない。花柱は長さ11~13㎜、有毛、包膜(indusium )は1個、有毛。胚珠は2個以上。花期は5~11月(オーストラリア)。
品種) 'Scarlett O'Hara' , 'Wisley Sunrise'

 2  Lechenaultia biloba Lindl. レケナウルティア・ビロバ
 西オーストラリア州原産。英名はblue leschenaultia。花が青色、花冠の翼が大きく目立つ。
 低木、斜上し、高さ0.15~1m。茎はうねがある。葉は平ら、柔らかく、青緑色、長さ2.5~9㎜×幅0.4~1(2)㎜、無毛、全縁。小苞は長さ7~10㎜、無毛。花柄は長さ7~10㎜、無毛。花は長さ1.5㎝以下、直径2~3㎝。咢は長さ4.5~5㎜、無毛。花冠は筒形、先は5裂、片側に扇のように広がり、裂片は再度2裂し、青色、長さ12~25㎜、耳は無く、距もなく、外側は無毛、内側に毛があり、幅1.6~8㎜の翼を両側にもち、狭い側は1.5~4.5㎜。葯は分離。子房下位、ギボス形ではない。花柱は長さ6~7㎜有毛。包膜(indusium )は1個、有毛。胚珠は2個以上。花期は7~12月(オーストラリア冬~夏)。
品種) 'Big Blue' , 'Blu Alma' (PBR) , 'Electric Blue' , 'Sky Blue'

 3  その他ハイブリッド
品種) 'Angels Kiss' , 'Blue Moon' , 'Carnival' , 'Eldorado' , 'Park Pride' , 'Prima' , 'White Flash'


 参考

1) FloraBase: Flora of Western Australia
 Lechenaultia
  https://florabase.dpaw.wa.gov.au/browse/profile/22143
 Lechenaultia formosa R.Br.
  https://florabase.dpaw.wa.gov.au/browse/profile/7575
2)Atlas of Living Australia
 Lechenaultia biloba Lindl.
  https://bie.ala.org.au/species/http://id.biodiversity.org.au/node/apni/2920735
3) GRIN
  Lechenaultia
  https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=6595
4) Growing Native Plants
 Lechenaultia biloba
 https://www.anbg.gov.au/gnp/gnp11/lechenaultia-biloba.html

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