地下茎は野菜のレンコン(蓮根)である。レンコンの品種は多く、現在、主に栽培されているのは明治時代以降に輸入された中国品種のレンコンである。花の観賞用にも栽培され、花の美しい園芸品種も多数ある。
ハスの花を蓮華(れんげ)といい、仏教で使われる名である。 また、ハスは花後の花托が蜂の巣に似ることから、別名をハチスともいう。
地中の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉を出す。茎には通気のための穴がある。葉は円形、葉柄が中央に楯状につき、水面に浮く小さい葉と水上に高く出る大きい葉がある。花は白~淡紅色、早朝に開き、昼には閉じてしまう。花托は黄色、肥大して硬くなり、蜂の巣形になり、上面の多数の穴に果実が1個ずつ入る。果実は堅果。
オオガハスは大賀博士が弥生時代の遺跡から発掘した種子の発芽に成功した古代のハスである。