ハリガネカズラ 針金葛

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Flora of Mikawa

ツツジ科 Ericaceae  シラタマノキ属

英 名 creeping snowberry
学 名 Gaultheria japonica (A.Gray) Sleumer
Gaultheria hispidula (L.) Bigel. var. japonica (A.Gray) Makino ex Airy Shaw
Chiogenes hispidula (L.) Torr. et A.Gray subsp. japonica (A.Gray) T.Shimizu
ハリガネカズラの葉
ハリガネカズラの果実
ハリガネカズラ
花 期 6~7月
高 さ 地を這う(20~30㎝)
生活型 常緑小低木
生育場所 亜高山の針葉樹林下
分 布 在来種(日本固有種) 本州(中部地方)
撮 影 東館山高山植物園  05.7.31
ハリガネカズラ属 Chiogenes に分類されることもある。亜高山の針葉樹林下に生える。
 常緑小低木。茎は地を這い、細長く、針金状、よく分枝し、やや赤色を帯び、剛毛があり、節から根を出し、先が斜上し、長さ20~30㎝。葉は互生し、短柄。葉身は長さ5~10㎜、幅3~6㎜、倒卵状楕円形、革質。葉表は剛毛が散生し、葉裏は伏した白色の剛毛が多く、淡緑色、葉先は尖鋭形。葉腋に白色の花を単生する。花柄は短く、基部に2個の小さな苞がある。咢は広鐘形、4裂する。花冠は長さ約2㎜の鐘形、先が4浅裂し、反曲する。雄しべは8個。果実は萼が肥大して白色になり、蒴果を包み、長さ5~7㎜の広卵形、熟すと食べられる。花期は6~7月。