ハマウツボ  浜靫
[中国名] 列当 lie dang
[英名] bluish broomrape
[学名] Orobanche coerulescens Step. ex Willd.
ハマウツボ科  Orobanchaceae  ハマウツボ属
三河の植物観察
ハマウツボの花
ハマウツボの花
ハマウツボの芽
ハマウツボ
 和名の由来は矢を入れる筒型の細長い籠である武具の靫(うつぼ)に花穂が似ていることから。愛知県内ではほとんど見られなく、絶滅危惧ⅠB類に指定されている。
 カワラヨモギなどの根に寄生し、葉緑素を持たない。写真のハマウツボの周囲に見られるのがカワラヨモギの若葉である。茎は褐色で、直立する。全体に白毛が密生し、花にも白毛がある。葉は互生し、退化して長さ1~1.5㎝の狭卵形~披針形の鱗片状になり、枯れた葉のように見える。茎頂の穂状花序に多数、花がつく。苞は長さ約1.5㎝の披針形~三角状卵形、先が尖る。萼は長さ約1㎝、膜質、左右に2深裂し、裂片はさらに2裂して先が尖る。花冠は長さ約2㎝、紫色の唇形、太い筒部があり、上唇は凹頭、下唇は3裂する。雄しべ4個、うち2個が短い。雌しべ1個、柱頭は中間でくびれ2個の球形になる。蒴果は長さ約1㎝の狭楕円形、熟すと2裂する。2n=38
 丘陵地に生え、オトコヨモギなどに寄生する毛がないものをオカウツボ form. nipponica (Makino) Kitam. という。品種に分けないという説もある。愛知県内では絶滅したといわれている。
[花期] 5~7月
[草丈] 15~20㎝
[生活型] 1年草、寄生植物
[生育場所] 海岸、河原の砂地
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、ネパール、カザフスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、ヨーロッパ
[撮影] 渥美町  05.5.8
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