ゴクラクチョウカ  極楽鳥花
別名] ストレリチア、ゴクラクチョウバナ
[中国名] 鹤望兰 he wang lan
[英名] crane flower , bird of paradise , orange strelitzia
[学名] Strelitzia reginae Banks ex Aiton
ゴクラクチョウカ科 Strelitziaceae  ゴクラクチョウカ属
三河の植物観察
ゴクラクチョウカの花
ゴクラクチョウカの葉
ゴクラクチョウカ
 ゴクラクチョウカはゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の観賞用の南アフリカ原産の栽培種。
 多年草、根茎があり、高さ1.2~1.5m、直径2m以下、常緑、無茎。根は肉質、手指状、直径± 25㎜。葉は二列生(対生で1平面に扇状につく)、バナナの葉に似ている。葉柄は長い。葉身は灰緑色、広卵形、長さ50㎝×幅10㎝、縁がときに赤色になる。花序柄は高さ70㎝、花が4~6個つき、仏炎苞の中にゆっくり連続的に生じる。仏炎苞は葉状、水平、緑色とピンク色、舟形、長さ±20㎝、花時に粘液物質を出す。花は鳥の頭のとさかのように見える。各花は3個の上向きの橙色の外花被片(咢片)、及び3個の高度に修正された鮮やかな青色(又は紫色)の内花被片を備える。内花被片の2個(花弁)は結合し、矢じりのような形になる。3番目の内花被片は花の基部に蜜腺を形成する。(5~12月)。雄しべは矢じり周りに長い、細い花糸をもち、帯白色の葯が矢じりの先から出る。果実は硬い革質(木質)の蒴果、多数の小さな種子を含み、夏に先から裂開する(8~2月)。種子は球形、黒色~褐色、仮種皮は橙色(毛の房)。
[花期] 3~4月
[草丈] 長さ1.2~1.5m
[生活型] 多年草
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種 南アフリカ原産
[撮影] 豊橋市    15.3.24

 ゴクラクチョウカ属

  Family Strelitziaceae - genus Strelitzia

多年草、無茎、根茎をもち、高さ1~1.5m、又は長い茎があり高さ12m以下。葉は長楕円形、青緑色、凹面、硬く、皮革質。花序は花茎に頂生又は茎の上部の葉腋につく。苞は舟形、嘴のような鞘で仏炎苞(spathe)といわれ、茎に直立し、鳥の頭のように見える。花は数個、苞の中に開く。咢片は3個つき、鮮明な橙色、花弁は2個つき、弓形、青色、直立し、先が尖る。花弁に矢形の蜜を作る腺又は蜜腺(nectary)をもつ。雄しべは5個。繁殖は種子又は株分けによる。種子繁殖は花序に多数の果実をつけ、果実に1~6個の種子をもつ。他家受粉と満足のいく種子の産出を好み、花柱が受容になる前に花粉が放出される。通常名はbird of paradiseといい、観賞用に栽培される。
 世界に5種があり、全て南アフリカに分布する。
【ゴクラクチョウカ属の種】
房状、無茎グループ
 Strelitzia reginae , Strelitzia juncea
茎の長いグループ
 Strelitzia alba , Strelitzia caudata , Strelitzia nicolai

 ゴクラクチョウカ属の主な種と園芸品種

 1  Strelitzia alba (L.f.) H.C.Skeels  オウギバショウモドキ 扇芭蕉擬 (シロゴクラクチョウカ)
   synonym Strelitzia angusta Thunb.
 南アフリカ原産。英名はwhite-flowered wild banana
 分枝しない多数の茎をもち、高さ10m以下になる。古い茎は木質で、葉痕をもち、しばしば、基部に吸枝(suckers)をもつ。葉は対生、先が房状になり、長楕円形、長さ約2m×幅0.4~0.6m、革質。葉身は風や年月で引き裂かれる傾向がある。仏炎苞は1個、舟形、秋~冬(5~6月)に生じ、反曲し、暗色、粉白色を帯び、長さ25~30㎝、高さ6~8㎝、太さ約4.5㎝、先が細くなり、横から染み出す粘液をもち、平均5個の花を含む。咢は白色、長さ16~18㎝×幅3~3.5㎝。花弁も白色、上側の花弁は披針形、長さ長さ3.5㎝×幅1㎝。下側の花弁は舟形長さ4~4.5㎝×幅1~1.25㎝。花糸は長さ3㎝、葯は長さ5~5.5㎝。果実は硬い木質の蒴果、夏(11~2月)に先から裂開する。種子は球形、黒色~褐色、黄色の仮種皮(付属体)をもつ。
品種) 'Variegated'

 2  Strelitzia nicolai Regel et Koern.  ルリゴクラクチョウカ 瑠璃極楽鳥花
南アフリカ原産。英名はNatal wild banana , Giant White Bird of Paradise , wild banana; blue-and-white strelitzia。
 常緑、高さ12m、幅4m以下。密に叢生し、多数の茎をもつ。茎は木質、平滑、薄灰色~暗灰色、古い葉痕がある。葉は長い、太い柄があり、多数、対生する。葉身は光沢のある灰緑色、長さ2m以下に達し、風で引き裂かれ、大きな羽根のように見える。バナナや野生のバナナのEnsete ventricosum,とは関係しないが、ルリゴクラクチョウカの葉や生育特性はやや似ており、一般名にバナナが入る。花序は長さ50㎝以下。花は咢片が白色、花弁が青色。仏炎苞は5個つき、紫青色の舟形。花全体は鳥の頭に似て、白色のとさかで、嘴は紫色。花期は通年、ピークは春~夏。花序は複合。種子は黒色、突出部の上に明るい橙色の羊毛状の仮種皮の房をもつ。果期はたいてい秋~冬(3~7月)。

 3  Strelitzia reginae Banks ex Aiton  ゴクラクチョウカ 極楽鳥花
 南アフリカ原産。英名はcrane flower , bird of paradise , orange strelitzia 。
 多年草、根茎があり、高さ1.2~1.5m、直径2m以下、常緑、無茎。根は肉質、手指状、直径± 25㎜。葉は二列生(対生で1平面に扇状につく)、バナナの葉に似ている。葉柄は長い。葉身は灰緑色、広卵形、長さ50㎝×幅10㎝、縁がときに赤色になる。花序柄は高さ70㎝、花が4~6個つき、仏炎苞の中にゆっくり連続的に生じる。仏炎苞は葉状、水平、緑色とピンク色、舟形、長さ±20㎝、花時に粘液物質を出す。花は鳥の頭のとさかのように見える。各花は3個の上向きの橙色の外花被片(咢片)、及び3個の高度に修正された鮮やかな青色(又は紫色)の内花被片を備える。内花被片の2個(花弁)は結合し、矢じりのような形になる。3番目の内花被片は花の基部に蜜腺を形成する。(5~12月)。雄しべは矢じり周りに長い、細い花糸をもち、帯白色の葯が矢じりの先から出る。果実は硬い革質(木質)の蒴果、多数の小さな種子を含み、夏に先から裂開する(8~2月)。種子は球形、黒色~褐色、仮種皮は橙色(毛の房)。
品種)'Humilis' , 'Kirstenbosch Gold' , 'Mandela's Gold'(黄花)

3-1 Strelitzia reginae Banks ex Aiton subsp. mzimvubuensis Van Jaarsv.
  Mzimvubu Riverだけに分布する。英名はMzimvubu craneflower

 4  Strelitzia × kewensis S.A.Skan
  Strelitzia alba と Strelitzia reginae の交配種。

 参考

1) Strelitzia reginae | Plantz Africa
 Strelitzia reginae
 http://pza.sanbi.org/strelitzia-reginae
2)Strelitzia reginae Banks | Plants of the World Online | Kew Science
  Strelitzia reginae Banks
 http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:798194-1
3) Plant Finder - Missouri Botanical Garden
 Strelitzia reginae
 http://www.missouribotanicalgarden.org/PlantFinder/PlantFinderDetails.aspx?kempercode=b569
4) GRIN
  Strelitzia
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=11638
5) (PDF) Genus: Strelitzia - ResearchGate
 Genus: Strelitzia
 https://www.researchgate.net/publication/287335602_Genus_Strelitzia
6) Strelitzia genus (Strelitiaceae) - Pierre Laszlo
 Strelitzia genus
 http://www.pierrelaszlo.com/science-writings/plant-of-the-month/
  187-strelitzia-genus-strelitiaceae
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