ユリオプスデージー  
[中国名] 梳黄菊 shu huang ju
[英名] gray-leaf euryops , woolly resin bush , golden euryops , golden daisy bush , grey-leaved euryops
[学名] Euryops pectinatus (L.) Cass.
Othonna pectinata L.
キク科 Asteraceae (Compositae)  ユリオプス属
三河の植物観察
ユリオプスデージーの花
ユリオプスデージーの花横
ユリオプスデージーの総苞
ユリオプスデージーの筒状中心小花
ユリオプスデージーの蕾
ユリオプスデージー
ユリオプスデージー葉表
 ユリオプスデージー はキク科ユリオプス属の園芸品種。ユリオプス属は世界に約100種あり、主にアフリカ南部に分布する。普通、草のような常緑低木で頭花が黄色。
 ユリオプスデージーはgray-leaf euryopsと呼ばれ、茎や葉に白色の毛があり、灰緑色。
 常緑低木、高さ1.5m以下。シュートは上向き、密につく。葉は螺旋状につき、長さ40~100㎜、羽状に深裂、柔らかく、白色の毛があり、灰緑色。頭花は明るい黄色、茎の頂部や枝先に疎に束生又は単生。花柄は長さ7~10㎝。頭花はヒナギクに似た黄色、直径約5㎝、周辺小花は雌性、中央の円は両性の中心小花。痩果は無毛又は筋原性の毛(myxogenic hairs)があり、冠毛はない。花期は通年に近く、主に冬~春。
[花期] 11~5月
[樹高] 10~30(100)㎝
[生活型] 常緑低木
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種  アフリカ原産
[撮影] 西尾市 18.11.27

 ユリオプス属

  Family: Asteraceae - subfamily Asteroideae - tribe Senecioneae - subtribe Othonninae - genus Euryops
 草本又は低木。葉は互生。花序柄は側性又は見た目には頂生、単生。頭花は異性花又は両性花。総苞片は2列、部分的に合着する。副萼( calyculus)は無い。周辺小花は雌性、稔性。冠毛は少数~多数の早落性の剛毛又は無い。剛毛は曲がりくねり、短い逆刺がある。中心小花は両性、稔性又は不稔。
 世界に97種あり、主にアフリカ南部に分布し、1種がアラビア半島とソコトラ島(イエメン)に広がっている。

 ユリオプス属の主な種と園芸種

 1  Euryops chrysanthemoides (DC.) B.Nord  マーガレットコスモス
 南アフリカ原産。英名はAfrican bush daisy or bull's-eye , golden daisy bush, daisy bush, resin bush
 常緑低木、小型の密な枝をつけ、 高さ0.5~2m。葉はオークリーフの形に似て、7~9個の深いギザギザの裂片をもち、裂片は若い葉ではとくに近接する。頭花は黄色のデージーに似て、直径30~40㎜。周辺小花は15~30個、明るい黄色。中心小花は黄金色。花序柄は長さ100~150㎜、針金状、花は葉の上に出る。痩果は多数、小さく、うねがあり、黒色、端が鈍い紡錘形。花期は通年、盛期は3~9月。
品種) 'African Sun'(Bull's Eye) , 'Mo's Gold' , 'Purfled' , 'Sonnenschein'

 2  Euryops pectinatus (L.) Cass. ユリオプスデージー (エウリオプス・ペクティナツス)
   Basionym Othonna pectinata L.
 南アフリカ原産。英名はgray-leaf euryops , woolly resin bush , golden euryops , golden daisy bush , grey-leaved euryops。オーストラリアに帰化している。
 常緑低木、高さ0.9~1(~1.5)m。シュートは上向き、密につく。葉は螺旋状につき、長さ40~100㎜、羽状に深裂、柔らかく、白色の毛があり、灰緑色。頭花は明るい黄色、茎の頂部や枝先に疎に束生又は単生。花柄は長さ7~10㎝。頭花はヒナギクに似た黄色、直径約5㎝、周辺小花は雌性、中央の円は両性の中心小花。痩果は無毛又は筋原性の毛(myxogenic hairs)があり、冠毛はない。花期は通年に近く、主に春、11〜5月。
品種) 'Grueu 01' (PBR) , 'Viridis'

 3  Euryops speciosissimus DC.
   synonym Euryops athanasiae (L.f.) Less
 南アフリカ原産。英名はgiant resinbush , Clanwilliam euryops。
 常緑低木、強健で高くなり、高さ0.45~2.5m、樹脂を分泌し、平滑。枝は上部に葉があり、下部には無い。葉は長さ(40~60)~200㎜、針状、中央脈の両側に7脈以下。頭花は丈夫な長さ80~400㎜の茎につく。外総苞片は深い杯状に融合し、下半部が膨れ、先は嘴状に狭くなり、高さ8~15㎜。頭花は大きく、直径90㎜以下。周辺小花は16~35個、舌部は長さ17~45㎜、濃黄色。中心小花は多数(100~400個)。痩果は長さ6~7㎜、冠毛は無い。花期は7~1月、主に7~11月。
品種) 'Oostvaria' , 'Straesun' (PBR)

 4  Euryops virgineus (L.f.) DC.  エウリオプス・ゴールデンクラッカー(エウリオプス・ウィルギネウス)
 南アフリカ原産。英名はhoney euryops , river resin bush   
 常緑低木、高さ0.5~1.5(3)m、幅1.5m以下多数、分枝する。地上すると高さ3mを超える。枝はほとんど真っすぐで、直立~斜上し、上部に密に葉がつき、下部は葉が疎になり、葉痕が残る。葉は暗緑色、小さく、長さ5~12㎜×幅2~7㎜、掌状又は扇形、裂片は3~7個。葉は互生又は枝に螺旋状につく。頭花は頂生し、小さく、明るい黄色、蜂蜜の香りがし、直径8~10㎜、周辺小花と中心小花からなる。周辺小花は小舌が黄色。中心小花は筒状、黄色~黄金色。痩果は小さく、長楕円形、長さ1.8~2.5㎜、わずかに角(かど)があり、平滑、光沢があり、黄色又は淡褐色。冠毛は白色、短く、すぐに落ちる。花期は1~5月。
 品種) 'Golden Cracker'ゴールデンクラッカー

 5  その他 Euryops hybrida
 Euryops chrysanthemoides × pectinatusなど
品種) 'Double Sunshine Green' , 'Kirstenbosch' , 'Purfled' (v) , 'Silver Sunshine'


 参考

1) Flora of Zimbabwe
  Euryops (Cass.) Cass.
 https://www.zimbabweflora.co.zw/speciesdata/genus.php?genus_id=1555
2) Euryops chrysanthemoides | Plantz Africa
 Euryops chrysanthemoides (DC.) B. Nord.
  http://pza.sanbi.org/euryops-chrysanthemoides
 Euryops speciosissimus DC.
  http://pza.sanbi.org/euryops-speciosissimus
 Euryops virgineus (L.f.) DC.
  http://pza.sanbi.org/euryops-virgineus
3) Euryops pectinatus Cass. | Plants of the World Online | Kew Science
 Euryops pectinatus Cass.
  http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:207466-1
4) GRIN
 Euryops (Cass.) Cass.
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=4534

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