ボタンクサギ  牡丹臭木
[別名] ベニバナクサギ、ヒマラヤクサギ
[中国名] 臭牡丹 xiu mu dan
[英名] glory-flower , Mexican hydrangea , rose glorybower
[学名] Clerodendrum bungei Steud.
シソ科   Lamiaceae  クサギ属
三河の植物観察
ボタンクサギの花序
ボタンクサギの花
ボタンクサギの花横
ボタンクサギの蕾と萼
ボタンクサギ茎
クサギ
ボタンクサギ葉表
ボタンクサギ葉裏
 熱帯、亜熱帯で広く栽培されている。日本の暖地でも野生化したものが見られる。写真は山中の杉林の林縁で野生化していたもの。葉はクサギと同じような臭いがする。
 高さ1~2mの落葉低木。小枝は類円柱形、皮目がある。葉は対生し、単葉、葉柄は長さ4~17㎝、若いときは密に褐色~黄褐色の軟毛があり、無毛になる。葉身は卵形~広卵形、長さ8~20㎝、幅5~15㎝、紙質。葉裏はわずかに腺軟毛があるかほぼ無毛、基部近くに数個の盾状腺がある。葉表はわずかに軟毛があり、基部は楔形~心形、鋸歯縁、先は尖鋭形~鋭形、側脈は4~6対。花序は頂生し、頂平の直径約10㎝の頭状集散花序に密に花をつける。苞は披針形~卵状被針形、長さ約3㎝、早落生。萼は緑色、鐘形、萼筒は長さ2~6㎜、有毛、数個の盾状腺がある。萼歯は長さ1~3㎜三角形。花冠はピンク色、赤色、紫色。花冠筒部は長さ2~3㎝。花冠裂片は5個、卵形、長さ5~8㎜。雄しべと花柱は花冠から突き出る。核果は青黒色、類球形、直径6~12㎜。開花は5~11月、日本では7~8月。
 中国にはvar. megacalyxという変種があり、花序に花が疎につき、萼歯が長さ約10㎜。
 クサギ Clerodendrum trichotomum 和名の由来は枝や葉を傷をつけると悪臭がすることから。若葉は山菜として食べられる。名前とは違い、花は良い香りがする。樹皮は灰色~暗灰色、多数、皮目がつく。葉は対生し、長さ8~15㎝の広卵形~三角形、有毛、裏面には腺点がある。花は集散花序に多数つく。花冠は5裂し、裂片は白色、平開し、筒部は紅紫色、細く長さ2~2.5㎝。萼は5浅裂する。10~11月に萼が濃紅色になり、直径6~8㎜の果実が藍色に熟す。核果は4個の核が球形になって入る。
[花期] 7~8月
[樹高] 1~2m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 日当たりの良い山野
[分布] 帰化種 中国、台湾、ベトナム原産
[撮影] 豊川市  15.7.25
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