ボダイジュ  菩提樹
[別名] コバノシナノキ
[中国名] 南京椴 nan jing duan
[学名] Tilia miqueliana Maxim.
アオイ科 Malvaceae  シナノキ属
三河の植物観察
ボダイジュの花序
ボダイジュの花
ボダイジュの花横
ボダイジュの果実2
ボダイジュ葉裏の星状毛
ボダイジュ
ボダイジュの葉表
ボダイジュ葉裏
 旧分類のシナノキ科 Tiliaceaeは新分類(APG)ではアオイ科に含まれる。釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたといわれ、寺院によく植えられている。悟りを開いたのはクワ科イチジク属のインドボダイジュであり、ボダイジュとは異なる。インドボダイジュは寒さに弱いため、葉の形が似ているこの木が代用されたものといわれている。中国から渡来したものであるが、中国ではインドボダイジュが菩提树(pu ti shu)である。
 幹は暗灰色~帯紫暗灰色、縦に割れ目が入る。葉は互生し、長さ5~12㎝、幅4~9.5㎝の三角状円形、先は漸尖し、基部は歪んだ切形~浅い心形、縁に鋭い鋸歯がある。側脈は6~8対。葉裏は灰白色、ビロード状に星状毛が密生する。葉柄は長さ(2)3~4㎝、星状毛が密生する。枝先の葉腋に苞葉をつけ、苞葉の中央近くから集散花序を下垂し、花を3~12(20)個つける。集散花序は長さ6~10㎝。苞葉は短い柄があり(ときに無柄)、長さ5~8(12)㎝のへら形、先は鈍く、基部が狭い楔形、両面に星状毛があり、裏面に密生する。花は淡黄色、芳香がある。花柄は長さ4~6㎝、小花柄は長さ8~12㎜。萼片は長さ5~6㎜。花弁は萼片より少し長い。雄しべ5個、仮雄しべ5個。堅果は直径7~8㎜の球形、硬く、表面に細かい星状毛が密生する。2n=164
 インドボダイジュ Ficus religiosa はインド、ネパール、パキスタン原産。中国名は菩提树(pu ti shu)。葉の先が長く伸びる。
 セイヨウボダイジュ Tilia ×europaea ナツボダイジュとフユボダイジュの自然交配種。ヨーロッパでは古くから栽培されている。英名はcommon lime, common linden 。シナノキによく似ている。
[花期] 6月
[樹高] 8~10(20)m
[生活型] 落葉高木
[生育場所] 栽培種(寺院)
[分布] 帰化種 中国原産
[撮影] 西尾市  14.6.12
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