ベニバナ  紅花
[別名] サフラワー、クレノアイ
[中国名] 红花 hong hua
[英名] dyer's-saffron , false saffron , safflower
[学名] Carthamus tinctorius L
Carthamus tinctorius L. var. spinosus Kitam.
キク科 Asteraceae   ベニバナ属
三河の植物観察
ベニバナの頭花
ベニバナの頭花2
ベニバナの頭花後
ベニバナの頭花後2
ベニバナの中間の総苞片
ベニバナの茎
ベニバナ
ベニバナ総苞
ベニバナ葉表
 原産地のはっきりしない(おそらく、アジア南西部原産)栽培種。世界中で栽培され、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリアなどで野生化している。種子からはサフラワー油が得られ、花は薬用や染料として使われる。観賞用にもよく栽培されている。
 1年草、高さ (20~)50~100(~150) ㎝、茎や枝は白色又は帯白色、平滑、無毛。葉は硬く、革質、無毛。茎の下部や中間の葉は無柄披針形~卵状披針形~楕円形、単葉、長さ 7~15㎝、幅2.5~6㎝、基部は漸尖でやや茎を抱く、縁は刺状の歯があるか又は全縁、葉先は鋭形、歯はごくまれに羽状深裂、先に長さ1~1.5㎜の小刺がある。茎上部の葉は披針形、上部ほど小さく、縁は刺のある歯状、先端の刺は長さ約3㎜。頭状花序は散房合成花序に少数~多数、まれに1個、つく。総苞は卵形、直径約2.5㎝。総苞片は5列につく。外総苞片(基部につき平開)は葉状、卵状披針形、長さ2~4㎝、幅約1㎝、刺がまばらにあり、先は鋭形~鈍形。中間の総苞片は長さ6~20㎜、幅4~7㎜、中間でくびれ、下部は淡色、平行脈、先端の葉状部は緑色、網状脈があり、先端は鈍形。内総苞片は倒披針状楕円形~倒披針形、長さ約22㎜、幅約5㎜、淡色、平行脈、硬く、乾膜質、先は尖鋭形。花冠は赤色~オレンジ色、初め、黄色、徐々に赤色になり、長さ約2.8㎝。痩果は卵形~楕円形、長さ約5.5㎜、4角(かど)がある。冠毛は無い。花期と果期は(5)6~8月。2n = 24。
[花期] 6~7月
[草丈] 60~100㎝
[生活型] 1年生(越年草)
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種  アジア南西部(おそらく)
[撮影] 長野県  17.7.17
【ベニバナ属】 Familiy: Asteraceae - Subfamily: Carduoideae - Tribe Cardueae.- genus Carthamus
<解説>
 草本、1年生又は多年生。葉は羽状浅裂~羽状全裂~不分裂、縁は普通、刺状。頭花は両性、1~数個、茎や枝の先につく。総苞は卵形又は狭い楕円形。外総苞片は葉状、硬く、刺のある歯状。内総苞片は薄く、ときに先に付属体がある。小花は両性。柱頭の枝は短い。痩果は象牙色、卵形~倒披針形~倒ピラミッド形、4角があり、無毛、普通、先にしわがあり、先端に縁がある。外側の痩果はしばしば冠毛が無く、内側の痩果は普通、宿存性又は脱落性の冠毛がある。冠毛は多列に着くか又は欠く。
 アジア中部、南西部、ヨーロッパ、地中海沿岸に約47種が分布する。世界中で栽培されているベニバナが最もよく知られている。属の英名はdistaff thistles、中国名は红花属 (hong hua shu) 。
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