バイカウツギ  梅花空木
[別名] サツマウツギ
[英名] Japanese mock orange
[学名] Philadelphus satsumi Sieb. ex Lindl. et Paxton
Philadelphus satsumanus Siebold ex Miq.
Philadelphus laxus Schrad. ex DC.
アジサイ科 Hydrangeaceae  バイカウツギ属
三河の植物観察
バイカウツギの花序
バイカウツギの花
バイカウツギの花横
バイカウツギの蕾
バイカウツギ
バイカウツギ葉表
バイカウツギ葉裏
 和名の由来は花が梅に似ていることから。
 幹は灰褐色、縦に薄く裂けて、剥がれ落ちる。葉は対生し、長さ4~10㎝、幅2~4㎝の卵形で、先が長くとがり、3~5脈が目立ち、縁に浅い鋸歯がる。葉柄は長さ5~10㎜。花は集散花序に5~9個つき、直径2~3㎝の白色の4弁花。雄しべが約20個あり、葯が黄色であり、やや梅の花に似る。花柱の先は4裂する。萼は円錐形で、先が4裂して大きい。花柄は長さ5~7㎜。果実は長さ7~8㎜の蒴果、熟すと4裂する。種子は長さ約1.5㎜、褐色、片側に膜質の翼がある。2n=26。
 葉裏に毛が多いものはケバイカウツギという。
 モックオレンジ(mock orange)はバイカウツギ属の園芸品種の総称である。フィラデルフスともいわれる。品種のベルエトワールが香りバイカウツギの名で販売され、栽培されている。
[花期] 6~7月
[樹高] 1~3m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 林縁、林内
[分布] 在来種(日本固有種) 本州、四国、九州
[撮影] 設楽町  12.6.1

  バイカウツギ(フィラデルフス)属

  Family: Hydrangeaceae - genus Philadelphus

 低木、直立、まれによじ登り、まれに刺がある。小枝は対生。托葉は無い。葉は対生、葉脈は基部から3~5脈があり、全縁又は鋸歯縁。花序は総状花序、円錐花序、集散花序、まれに、花が単生。花は芳香がある。咢筒は鐘形又はこま形、子房につく。咢片は4(又は5)個。花弁は4(又は5)個、白色、回旋状。雄しべは13~90個。花糸は平ら、分離又は基部で合着。葯は卵形又は長楕円形、まれに、球形。子房は下位又は半下位、4(又は5)室、中軸胎座、胚珠は多数、垂れ下がる。花柱は(3又は)4(又は5)裂。柱頭はこん棒形又はへら形。果実は蒴果、4(又は5)バルブ、バルブから裂開する。外果皮は紙質、内果皮はコルク質。種子は多数
 世界に約70種あり、主に北半球の温帯に分布する。英名ではmock-orangeという。

  バイカウツギ属の種と園芸品種

 1  Philadelphus coronarius L. セイヨウバイカウツギ
 イタリア、オーストリア、トルコ原産。英名は mock orange , sweet mock orange。 中国名は欧洲山梅花。
 Philadelphus satsumanus Siebold ex Miq. バイカウツギと同一種との見解もある。原産地ははっきり確定したものでなく、ヨーロッパ、コーカサス、ロシア、アルメニア、グルジア 、アゼルバイジャンを原産地とする説もある。北アメリカ(USA、カナダ)で広く栽培され、野生化している。
 低木、高さ1~4m。茎は直立又は斜上し、緑色、古くなると、褐色、分枝し、無毛又はまばらに剛毛があり(特に節に)。樹皮は落ちやすく、剥離又は薄片状になり、帯赤色。枝は直立~弓状に曲がる。蕾は腋生、袋の中に隠れ、ときに先が露出し、とくに強い若いシュートでは出る。葉柄は長さ1~6㎜。葉身は広披針形~広卵形~狭楕円形~広楕円形、まれに栽培種では披針形、長さ3~10㎝、幅2~6㎝。大きい葉身は普通、長さ6㎝×幅2.5㎝より大きい。葉の基部は狭楔形~円形、葉縁は全縁~不規則な鋸歯縁~規則的な鋸歯縁~円鋸歯~歯状。葉の下面は無毛又はまばらに剛毛があり、毛は普通、伏せ状~斜上、捻じれず、中脈の腋にしばしば中~密に剛毛が密生し、中脈上にときにまばらに剛毛があり、2次脈、3次脈にはめったに剛毛はない。葉の上面は無毛又はまばらに剛毛があり、特に、基部や縁にある。花序は集散状の総状花序、花が5~7(~9)個つき、下部では2個の花がしばしば、普通の大きさ~小さい葉(苞のような)の腋につく。花柄は長さ3~20㎜、無毛又はまばらに剛毛がある。花托筒は無毛~まばらに剛毛~柔毛がある。咢片は卵形~卵状披針形~三角形、長さ4~8㎜、幅2.5~5㎜、先は鋭形~尖鋭形、外面は無毛又はまばらに剛毛があり、内面は上部に柔毛が密生する以外は無毛。花弁は白色~クリーム色、長楕円形~倒卵形~円形、長さ5~25㎜、幅5~22㎜。雄しべは20~50個。花糸は分離、長さ4~9㎜。葯は長さ1~1.5㎜、幅0.7~1㎜。花柱は4個、基部で合着し、円柱形、長さ7~10㎜、裂片は長さ3~8㎜、幅0.3~0.9㎜。柱頭は表面が長さ1~4㎜。蒴果は倒円錐形~倒卵形、長さ7~11㎜、幅4~7㎜。種子は尾形、長さ3㎜。2n = 26。花期は5~7月。果期は7~9月。
 品種) 'Aureus' , 'Bowles's Variety' , 'Gold Mound' ,Threave form , 'Variegatus' (v)
 2  Philadelphus delavayi L.
 中国、チベット、ミャンマー原産。云南山梅花 yun nan shan mei hua
 品種) 'Nyman's Variety' =var. melanocalyx
 3  Philadelphus koreanus Nakai  ヨウトクバイカウツギ
3-1 Philadelphus koreanus Nakai var. robustus (Nakai) W.T.Lee  ヨウトクバイカウツギ

 4  Philadelphus lewisii Pursh
 USA、カナダ原産。英名は Lewis's mock orange , wild mock orange
 低木、高さ1.5~4m。茎は直立又は斜上し、緑色、風化すると褐色、灰色、わら色になり、無毛又はまばらに剛毛がある(特に節に)。樹皮は落ちやすく、剥離又は薄片状になり、帯赤色。蕾は腋生、袋の中に隠れ、ときに先が露出し、とくに強い若いシュートでは出る。葉柄は長さ1~6㎜。葉身は披針形~広卵形~狭楕円形~広楕円形、長さ1.5~10㎝、幅1~5㎝。大きい葉身は普通、長さ6㎝×幅2.5㎝より小さい。葉の基部は狭楔形~円形~心形、葉縁は全縁~不規則な鋸歯縁~規則的な鋸歯縁~円鋸歯~歯状、平坦又はわずかに反り返る。葉の下面は無毛又はまばらに剛毛があり、毛は普通、伏せ状~斜上、捻じれず、中脈の腋にしばしば剛毛が密生し、ときに脈上はまばらになり、2次脈、3次脈にはめったに剛毛がない。葉の上面は無毛又はまばら~中位に剛毛があり、特に、基部や縁にある。花序は普通、集散状の総状花序又は集散状の円錐花序、ときに花が単生、花が(1~)7~49個つき、下部では2,4、6個の花がしばしば、普通の大きさ~小さい葉(苞のような)の腋につく。花柄は長さ3~8㎜、無毛又は剛毛がある。花托筒は無毛又はまばらに剛毛があり、毛は脈に散在又は集中する。咢片は卵形~卵状披針形~三角形、長さ5~8㎜、幅3~5㎜、先は鋭形~尖鋭形、外面は無毛又はまばらに剛毛があり、内面は上部に柔毛が密生する以外は無毛。花弁は白色、長楕円形~倒卵形~円形、長さ5~20(~25)㎜、幅4~15㎜。雄しべは25~40(~50)個。花糸は分離、長さ5~11㎜。葯は長さ2㎜、幅1.5㎜。花柱は4個、円柱形、長さ4~8㎜、下部で合着し、裂片は長さ1~4㎜、幅0.4~0.5㎜。柱頭は表面が長さ1~3.5㎜。蒴果は倒円錐形~倒卵形、長さ7~11㎜、幅5~7㎜。種子は尾形、長さ3㎜。2n = 26。花期は5~7月。果期は6~9月。
 品種)  'Galahad' , ''Siskiyou' , 'Snow Velvet' , 'Waterton'

 5  Streptanthus maculatus Nuttall
 USA原産。英名はspotted mock orange。
 1年草、粉白を帯びる。普通、全体が無毛(ときに、茎の基部に短毛がある)。茎は分枝せず又は上部で分枝し、高さ17~106㎝(毛状突起は長さ0.05~0.5㎜)。根出葉(すぐに枯れる)はロゼットになり、葉柄があり、葉身は茎葉と似ている。茎葉は葉身が広卵形~広長楕円形~披針形、長さ2~15㎝、幅10~80㎜、上部では小さく、基部は茎を抱き、全縁、先は鋭形~尖鋭形~円形。総状花序は苞が無く(密又は疎)。果時の花柄は開出~斜上、(真っすぐ)長さ4~7㎜。咢は鐘形。咢片は(直立)帯紫色、長さ4~9㎜(側咢片はまれに先付近に長さ01~03㎜のカルスをもつ)、竜骨は無い。花弁は(広く開出~やや反り返る)マゼンタ色(中央が濃紫色)、長さ11~21㎜、花弁の舷部(blade)は長さ6~12㎜、幅5~11㎜、縁は縮れない。爪部は長さ5~10㎜、舷部より狭い。雄しべは4長雄しべ。花糸は中央の対が長さ5~7㎜。側対は長さ3~5㎜。葯はすべて稔性、長さ3~4㎜。子房柄( gynophore)は長さ0.7~1.5㎜。果実は斜上し、平滑、真っすぐ、扁平、長さ6~11.4㎝、幅2~3㎜。バルブは中脈が明瞭。レプルム(replum)は真っすぐ。胚珠は子房に56~92個。花柱は長さ1~2.5㎜。柱頭は強く2裂。種子は広長楕円形、長さ2~2.5㎜、幅1~1.3㎜、翼は連続し、幅0.2~0.3㎜。
 品種)  'Mexican Jewel' , 'Scented Storm' , 'Sweet Clare'
 6  Philadelphus magdelenae Koehne
   synonym Philadelphus subcanus var. magdalenae (Koehne) S. Y. Hu
 中国原産。城口山梅花 cheng kou mei hua
 低木、高さ4m以下。葉身は卵形、長さ3~6㎝、幅1~3㎝、下面に脈上だけに伏した柔毛が±ある。咢筒にはまばらに灰黄色の柔毛がある。花弁は無毛。花柱は先が長さの約2/3、分裂する。花期は6月。
 品種) 'Koehne'
 7  Philadelphus mexicanus Schltdl.
 メキシコ、グアテマラ原産。英名は Mexican mock orange 。スペイン語名はmosqueta
 常緑低木。高さ3~4.5m。シュートは垂れ下がり、剛毛がある。葉は緑色、卵形、長さ5~11㎝、ときに部分的に歯がある。花は単生、杯形、直径2.5~5㎝、バラの香りがあり、白色~クリーム白色。花期は5~6月。
 品種) 'Double Flowering' , 'Evergreen Mock Orange' , 'Flore Plena' , 'Rose Coulteri' , 'Rose Syringa'(syn. Philadelphus maculatus) , 'Silver Storm'
 8  Philadelphus microphyllus A. Gray
 メキシコ、USA原産。英名はdesert mock orange , littleleaf mock orange , small-leaf mock orange
 9  Philadelphus pekinensis Rupr.  ヒメバイカウツギ
   synonym Philadelphus scaber Nakai  チントウバイカウツギ 
 中国、朝鮮原産。太平花 tai ping hua 。英名はPeking mock orange。
 低木、高さ1~2m。前年の小枝は褐色、無毛、当年の小枝は黄褐色。葉柄は長さ5~12㎜。葉身は卵形~広楕円形~披針形、長さ4~9㎝、幅1~4..5㎝、又は花がつくシュートの葉は楕円形~披針形、長さ2.7~5㎝、幅1~2.5㎝、両面とも無毛、たまに脈に毛があり、葉脈は基部から3~5脈、葉の基部は楔形又は広楔形、鋸歯縁、まれに全縁、先は尖鋭形又は長い尖鋭形。総状花序は花が 5~7(~9)個つき、花序軸は黄緑色、長さ3~5㎝、無毛。花柄は長さ3~6㎜、無毛。咢は乾くと黄緑色、無毛。咢片は卵形、長さ3~4㎜、幅約2.5㎜、脈があり、先は鋭毛。花冠は円盤形。花弁は倒卵形、長さ0.9~1.2㎝、幅約0.8㎝。雄しべは25~28個、最も長いものは長さ約1.7㎝。花盤と花柱は無毛。花柱は上部でわずかに分裂し、細く、長さ4~5㎜。柱頭は木槌形(mallet-shaped)、長さ約1㎜、葯より短い、内側は短く広い。蒴果は類球形又は倒円錐形、直径5~7㎜。種子は長さ3~4㎜、短い尾がある。花期は5~7月。果期は8~10月。
 10  Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton  バイカウツギ 
   synonym Philadelphus satsumanus Siebold ex Miq.
   synonym Philadelphus laxus Schrad. ex DC.
   synonym Philadelphus coronarius auct. non L.
   synonym Philadelphus coronarius L. var. satsumi (Siebold ex Lindl. et Paxton) Maxim.
 日本固有種。英名はJapanese mock orange
 落葉低木。幹は灰褐色、縦に薄く裂けて、剥がれ落ちる。葉は対生し、長さ4~10㎝、幅2~4㎝の卵形で、先が長くとがり、3~5脈が目立ち、縁に浅い鋸歯がる。葉柄は長さ5~10㎜。花は集散花序に5~9個つき、直径2~3㎝の白色の4弁花。雄しべが約20個あり、葯が黄色であり、やや梅の花に似る。花柱の先は4裂する。萼は円錐形で、先が4裂して大きい。花柄は長さ5~7㎜。果実は長さ7~8㎜の蒴果、熟すと4裂する。種子は長さ約1.5㎜、褐色、片側に膜質の翼がある。2n=26。
10-1 Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton f. nikoensis (Rehder) Ohwi ex Yonek.  ニッコ
ウバイカウツギ
   synonym Philadelphus coronarius L. var. parviflorus (Dippel) Kitam. et Murata
   synonym Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton var. parviflorus (Dippel) Kitam. et Murata
   synonym Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton nothovar. kiotensis Murata 
   synonym Philadelphus coronarius L. nothovar. kiotensis (Murata) Kitam. et Murata
10-2 Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton f. shikokianus (Nakai) H.Ohba et S.Akiyama  シコクウツギ 
   synonym Philadelphus satsumi Siebold ex Lindl. et Paxton var. lancifolius (Uyeki) Murata
   synonym Philadelphus coronarius L. var. lancifolius (Uyeki) Kitam. et Murata
   synonym Philadelphus shikokianus Nakai

 11  Philadelphus schrenkii Rupr.  チョウセンバイカウツギ 
   synonym Philadelphus tenuifolius Rupr. et Maxim. var. schrenkii (Rupr.) J.Vassiljew
 中国、朝鮮、ロシア原産。东北山梅花 dong bei shan mei hua
 低木、高さ2~4m。前年の小枝は灰褐色~褐色~灰色、無毛、当年の小枝は褐色、柔毛がある。葉柄は長さ3~10㎜。葉身は卵形~楕円状卵形、花のつかないシュート葉は長さ7~13㎝、幅4~7㎝、花がつくシュートの葉は長さ4.5~7.5㎝、幅1.5~4㎝、下面は脈に柔毛があり、上面は無毛、葉脈は基部から3~5脈、葉の基部は楔形又は広楔形、鋸歯縁、まれに全縁、先は尖鋭形。総状花序は花が 5~7個つき、花序軸は黄緑色、長さ2~5㎝、まばらに柔毛がある。花柄は長さ6~12㎜、無毛。咢は乾くと黄緑色。咢筒はまばらに短毛がある。咢片は卵形、長さ4~7㎜、目立つ脈がある。花冠は円盤形。花弁は白色、倒卵形~長楕円状倒卵形、長さ1(~1.8)㎝、幅(0.7~)1.2㎝、無毛。雄しべは25~30個、最も長いものは長さ約1㎝。花盤は類凹面。花柱は長さの1/2又はそれ以上が分裂し粗毛がある。柱頭は木槌形(mallet-shaped)、長さ1~1.5㎜、葯より短い。蒴果は楕円形、長さ8~9.5㎜、幅3.5~4.5㎜。種子は長さ2~2.5㎜、短い尾がある。花期は6~7月。果期は8~10月。
11-1 Philadelphus schrenkii Rupr. var. lasiogynus (Nakai) W.T.Lee  シラゲバイカウツギ
11-2 Philadelphus schrenkii Rupr. var. mandshuricus (Maxim.) Kitag.  オオバイカウツギ
 12  Philadelphus tenuifolius Rupr. et Maxim.  ウスババイカウツギ
 朝鮮、中国、ロシア原産。薄叶山梅花 bo ye shan mei hua
 中国、朝鮮、ロシア原産。东北山梅花 dong bei shan mei hua
 低木、高さ1~3m。前年の小枝は灰褐色、当年の小枝は帯褐色、短毛がある。葉柄は長さ3~8㎜。葉身は卵形~卵状楕円形、長さ3~11㎝、幅2~6㎝、下面は普通、脈上に柔毛があり、上面はまばらに柔毛があり、基部は類円形又は広楔形、縁は間隔の開いた鋸歯状又は歯状先は鋭形~尖鋭形。花がつくシュートの葉は卵形~卵状楕円形、長さ3~6㎝、幅2~3㎝、基部は円形~鈍形、縁はほぼ全縁、先は尖鋭形。総状花序は花が 3~7(~9)個つき、花序軸は長さ3~5㎝、まばらに毛がある。花柄は長さ3~10㎝。咢筒は乾くと黄緑色、まばらに柔毛がある。咢片は卵形、長さ約5㎜。花冠は円盤形。花弁は白色、卵状楕円形~類円形、長さ1~1.5)、幅0.7~1.3㎝、先は円形、わずかに2裂。雄しべは25~30個、最も長いものは長さ約1㎝。花盤は無毛。花柱はわずかに分裂し、細く、無毛。柱頭は木槌形(mallet-shaped)、長さ約1.5㎜、葯より短い。蒴果は倒円錐形、長さ4~6㎜、幅4~5㎜。種子は長さ2.5~3㎜、短い尾がある。花期は6~7月。果期は8~9月。

 13  ハイブリッド
 Philadelphus coronariusから非常に多くの園芸品種が作り出されている。交配親の不明な不明な品種も多い。
13-1 Philadelphus x airetonii
 品種) 'Albatre' , 'Alabaster' ,'Belle Etoile' , 'Bouquet Blanc'
13-2 Philadelphus x congestus
13-3 Philadelphus x cymosus(P. ‘Lemoinei’× (probably) P. inodorus var. grandiflorus.)
 品種) 'Bouquet Blanc' , 'Voie Lactee'
13-4 Philadelphus x falconeri 親不明 Falconer's mock orange
13-5 Philadelphus x insignis Carr.
 USA西海岸に分布。summer mock orange
13-6 Philadelphus x lemoinei(P. coronarius × P. microphyllus)
  ‘Low shrubs with small leaves
 品種) 'Erectus' , 'Frosty Morn' ,‘Rosace’;
13-7 Philadelphus x monstrosus
 品種)  'Monster' , TERMIUM PlusR
13-8 Philadelphus x nivalis Jacq. (Philadelphus pubescens × Philadelphus coronarius)
  USA中部に分布
13-9 Philadelphus x pendulifolius
13-10 Philadelphus x polyanthus (Philadelphus x lemoinei × (probably)Philadelphus x insignis )
 品種) Atlas' , 'Boule d'Argent' , 'Favorite' , 'Mont Blanc' , 'Norma' , 'Pavillon Blanc' , 'Van Houttei'
13-11 Philadelphus x purpureo-maculatus (P. Fantaisie=P. 'Lemoinei’× (probably)P. mexicanus 'Rose Syringa') purple-red spotted Philadelphus
 品種) Sybille' , 'Belle Etoile'[ベルエトワール] ,
13-12 Philadelphus x virginalis (P. x nivalis f. plenus (Spath) Rehder× P. ‘Lemoinei)
USA東部に分布
 品種)  'Natchez' , 'Virginal'
13-13 Philadelphus x zeyheri USA東部に分布 Zeller's mock orange
13-14 その他mock orange
  'Silberregen'


  バイカウツギ属の栽培品種分類

 ICNCP (1995)に従ったM.H.A. Hoffmanによる4分類
01 Philadelphus Purpureo-maculatus Group
 Name first published in; Bean, W.J. (1976) Trees and Shrubs Hardy in the British Isles, vol 4, p. 145.
【Basionym】 Philadelphus x purpureo-maculatus (Lemoine) Rehder.
 植物体は高さ0.3~2m。花のつかないシュートの葉は長さ2~8㎝。花は一重、各花弁の基部に紫赤色の斑点がある。[花弁の基部に紫赤色の斑点があるのが特徴]

【標準品種】 Philadelphus ‘Purpureo-maculatus’ (standard specimen: Leonard A. Springer 12610, conserved at WAG). Cultivars: ‘Beauclerk’, ‘Belle Etoile’[ベルエトワール] , ‘Bicolore’, ‘Burkwoodii’, ‘Galathee’, ‘Nuage Rose’, ‘Oeil de Pourpre’, ‘Purpureo-maculatus’ , ‘Sybille’.

02 Philadelphus Lemoinei Group
  Name first published in: Bean, W.J. (1976) Trees and Shrubs Hardy in the British Isles, vol 4, p. 141.
【Basionym】Philadelphus. x lemoinei (Lemoine) Rehder.
 植物体は高さ0.2~2m。花のつくシュートは常に、花のつかないシュートの葉は普通、長さ5㎝以下。
。花は一重又は(半)八重、完全に(クリーム・)白色。[葉の小さいのが特徴]
Description: plants 0-2-2 m high. Leaves on the flowering shoots always and on the non-flowering shoots usually less than 5 cm long. Flowers single or (semi-)double, completely (creamy-)white.
【標準品種】Philadelphus ‘Lemoinei’(standard specimen: Gert Fortgens GF 200, conserved at WAG). Cultivars: ‘Avalanche’, ‘Dame Blanche’, ‘Erectus’, Fimbriatus’, ’Frosty Morn’, ‘Lemoinei’, ‘Manteau d’Hermine’(d), ‘Mont Blanc’, ‘Pavilion Blanc’, ‘Silberregen’, ‘Snowdwarf, ‘Snowgoose’ and ‘Velleda’.

03 Philadelphus Virginalis Group
  Name first published in; Bean, W.J. (1976) and Trees and Shrubs Hardy in the British Isles, vol 4, p. 146.
【Basionym】Philadelphus x virginalis Rehder.
 植物体は人の高さ。花のつかないシュートの葉は大部分が5㎝より長い。花は大部分が八重又は半八重、完全に(クリーム・)白色。[大きい葉と花が八重が特徴]
【標準品種】Philadelphus ‘Virginal’ (standard specimen: Gert Fortgens
GF 287, conserved at WAG). Cultivars: ‘Albatre’, ‘Arctica’, ‘Audrey’, ‘Banniere’,
‘Boule d’Argent’, ‘Bouquet Blanc’, ‘Buckley’s Quill’, ‘Enchantment’, ‘Girandole’,
‘Glacier’, ‘Komsomoletz’, ‘Minnesota Snowflake’, ‘Pekphil’, ‘Pyramidal’, ‘Rusalka’,
‘Schneesturm’, ‘Snowbelle’, ‘Virginal’, ‘Yellow Hill’ and ‘Zhemczug’.

04 Philadelphus Burfordensis Group (new cultivar group) [P. x cymosus , P. x polyanthus ]
 植物体は高さ1~4m。花のつかないシュートの葉は大部分が5㎝より長い。花は大部分が一重、完全に(クリーム・)白色。[大きい葉と花が一重が特徴]
【標準品種】Philadelphus ‘Burfordensis’ (standard specimen: Gert Fortgens GF 283,
conserved at WAG). Cultivars: ‘Academic Komarov’, ‘Apollo’, ‘Atlas’, ‘Bialy Sopel’,
‘Burfordensis’, ‘Conquete’, ‘Falconeri’, ‘Favorite’, ‘Hidden Blush’, 'Innocence' (v),
‘Kalina’, ‘Karolinka’, ‘Kasia’, ‘Limestone’, ‘Marjorie’, ‘Norma’, ‘Rosace’, ‘Slavinii’,
‘Switzeianka’, and ‘Voie Lactee’


 参考

1) Flora of China
 Philadelphus
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=124975
2)GRIN
 Species of Philadelphus
 http://www.tn-grin.nat.tn/gringlobal/taxonomylist.aspx?category=species&type=genus&value=
 Philadelphus&id=9236
3)two philadelphus combinations - jstor
 Rhodora Vol. 17, No. 198, June, 1915
 http://www.jstor.org/stable/23297401
4)Cultivar classification of Philadelphus L.
 Acta Bot. Neerl. 45(2), June 1996, p. 199-209
 http://natuurtijdschriften.nl/download?type=document;docid=541045

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