アズマヤマアザミ  東山薊
[学名] Cirsium microspicatum Nakai
キク科 Asteraceae  アザミ属
三河の植物観察
アズマヤマアザミの総苞
アズマヤマアザミの腺体
アズマヤマアザミの頭花
アズマヤマアザミの葉
アズマヤマアザミの茎
アズマヤマアザミ
アズマヤマアザミ葉
アズマヤマアザミ葉2
アズマヤマアザミ葉裏
 和名の由来は四国、九州に分布するヤマアザミに似ていることから。三河地域にも点在する。三河地方で見られるものは葉が浅裂~中裂のものがほとんどであり、茎や葉裏に白色の軟毛がある。普通、花色が薄い。小花柄が無柄でなく、短柄であり、やや長いものもある。花が枝先に単生するものもあり、下向きに咲くものも見られる。総苞は狭円筒形であるが、やや幅が広く、筒形のものも見られ、あまり粘らないが、総苞片に腺体がある。くも毛は多い。他の種と交雑しやすい種といわれ、雑種が多いのか、地理的な変異なのかは不明。
 茎は直立~斜上し、草丈が高く、下部で枝分かれが少なく、中部以上で分枝し、枝は上向きに鋭角的に伸びる。根生葉は花期にはない。茎葉は長さ23~50㎝、楕円形~広倒卵形、先が鋭く尖り、羽状に中裂~深裂し、長い刺がある。裂片は4~6対。葉の基部は茎を抱かない。頭花は無柄~短柄、葉腋に(1)2~3個まとまって、上向き又は斜め上向きにつく。総苞は狭円筒形、長さ15~20㎜、幅6~10㎜、密にくも毛があり、やや粘る又は粘らない。総苞片は11~12列、短く、わずかに反り返り、先に短い刺がある。小花は長さ18~21㎜、狭筒部が広筒部より長い。痩果は長さ約4㎜、灰褐色、平滑。冠毛は長さ14~16㎜、帯褐色、羽毛状。2n=34
 ネバリアズマヤマアザミ form. glutinosum は東北地方、北陸地方、近畿地方に分布し、総苞が著しく粘る。
 スズカアザミは三河地方で普通に見られる。草丈がやや低く、頭花はよく分枝した枝先にほぼ点頭し、総苞が筒形~鐘形、クモ毛がやや少なく、腺体があって粘る。
[花期] 9~11月
[草丈] 150~200㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山林内、林縁
[分布] 在来種(日本固有種) 本州(関東地方、中部地方)
[撮影] 稲武町  04.9.24
TOP Back