アレチニシキソウ 荒地錦草

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Flora of Mikawa

トウダイグサ科 Euphorbiaceae トウダイグサ属

学 名 Euphorbia chamaesyce L. subsp. massiliensis auct. non (DC.) Thell.
Chamaesyce sp. aff. prostrata (Aiton) Small.
アレチニシキソウ実
アレチニシキソウ花
ハイニシキソウ花の柱頭
アレチニシキソウの葉
ハイニシキソウ茎の毛
ハイニシキソウ種子
アレチニシキソウ
アレチニシキソウの茎裏
アレチニシキソウの葉
花 期 6~10月
高 さ 地を這う(10~20㎝)
生活型 1年草
生育場所 海岸近く砂地、道端
分 布 帰化種   熱帯アメリカ原産
撮 影 形原港  09.9.5
学名はEuphorbia chamaesyce subsp. massiliensisとされていたことがあるが、腺体の付属体が大きいもので、一致しない。現在は学名不詳とされている。
 茎は地を這って広がり、裏面を除いて側面まで又は全周に曲った白色の毛がある。葉は対生し、鋸歯縁、長さ4~7㎜の惰円形、斑紋がなく、表面には毛がほとんどないが、裏面には曲った白色の伏毛が密生する。花は杯状花序であり、4個の赤色の腺体の周りに狭い4個の淡紅色の小さな付属体がある。花柱は3個、基部近くまで2裂する。果実は3綾形、稜付近に曲った毛が生え、果実の基部付近では側面にも毛がある。種子は長さ約1㎜の4綾形で、不規則な横しわがはっきり見える。
 Euphorbia chamaesyce subsp. massiliensis は葉が長さ4~8㎜、幅3~6㎜。杯状花序の腺体は長さ0.125~0.175㎜、幅0.25~0.375㎜、付属体は長さ0.25~0.375㎜、幅0.5~0.75㎜。
 コニシキソウ Euphorbia maculata L. は全体に伏毛が多く、葉に黒紫色の斑紋があり、腺体が黄褐色、腺体の付属体もやや大きい。
 コバノニシキソウ Euphorbia makinoi Hayata は全体に無毛、葉が全縁、腺体の付属体もやや大きい。
 ハイニシキソウ Euphorbia prostrata Aiton は茎の赤色が強く、全体毛が少なく、茎の白毛も生える幅が狭い。果実の稜の毛があまり曲がらず、葉裏に毛がない。
 ニシキソウ Euphorbia humifusa Willd. ex D.F.K.Schltdl.は茎に長い開出毛がまばらにあり、葉裏に毛がない。腺体の付属体もやや大きい。
 シマニシキソウ Euphorbia hirta L. は大型で、茎が斜上し、剛毛がある。花が球状に多数固まってつく。