アマルクリヌム・メモリアコルシー  
[別名] アマルクリヌム・ハワルディー
[中国名] 文殊伞百合 wen shu san bai he
[英名] amacrinum
[学名] × Amarcrinum memoria-corsii (Ragion.) H.E.Moore
ヒガンバナ科  Amaryllidaceae  アマルクリヌム属
三河の植物観察
アマルクリヌム・メモリアコルシー花序
アマルクリヌム・メモリアコルシー花被片
アマルクリヌム・メモリアコルシー総苞
アマルクリヌム・メモリアコルシー茎
アマルクリヌム・メモリアコルシー
アマルクリヌム・メモリアコルシー花被
アマルクリヌム・メモリアコルシー葉
  アマルクリヌム・メモリアコルシーはホンアマリリス属のホンアマリリス(Amaryllis belladonna)とハマオモト属のモモイロハマオモト(Crinum moorei)との属間交雑品種。アマルクリヌム・ハワルディーともいわれる。花はホンアマリリスに似るが、筒部が細くて曲がり、ピンク色系統。写真は品種のドロシーハンニバル。
 鱗茎をもつ。葉は根生し、ひも形、約長さ30~60㎝×幅5㎝以下。花茎は葉が無く、高さ50~80㎝、頂部の散形花序に花を10~15個つけ、6~8個が順次開花する。花は直径7.5~10㎝、トランペット形、ローズピンク色、ピンク色、シェルピンク色又は白色、芳香がある。花期は8~10月。
品種) 'Born Free'(白花) , 'Delkin's Find'(ピンク色、花被片の先が円い) , 'Dorothy Hannibal'(ピンク色), 'Elegance'(白色、薄くピンク色を帯びる) , 'Fred Howard'(花が不規則) , 'Hannibal's Pink' , 'Howardii'
[花期] 8~10月
[高さ] 50~80㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 栽培種
[分布] 外来種  南アフリカ原産
[撮影] 浜松市  19.10.9

 アマルクリヌム属

  family Amaranthaceae - genus × Amarcrinum

 ホンアマリリス属のホンアマリリス(Amaryllis belladonna)とハマオモト属のモモイロハマオモト(Crinum moorei)とを交配させた属間交雑品種につけられ属名である。両親とも南アフリカ原産であり、1920年代にアメリカのF. Howardにより作出されたのが最初。
 × Crindonnaともいわれる。形態は両親の中間。鱗茎をもつ。葉は群生、高さ60~150㎝。花はピンク色~白色、芳香がある。
 Amaryllis belladonna1種だけの属である。
 園芸種のアマリリスはヒッペアストルム属 Hippeastrum に分類されている。


 アマルクリヌム属の主な種と園芸品種

 1  × Amarcrinum memoria-corsii (Ragion.) H.E.Moore  アマルクリヌム・メモリアコルシー
   basionym × Crindonna memoria-corsii Ragion
   heterotypic × Amarcrinum howardii Coutts アマルクリヌム・ハワルディー
 ホンアマリリス(Amaryllis belladonna)とハマオモト属のモモイロハマオモト(Crinum moorei)との交雑種。Amarcrinum howardiiともされる。中国名は文殊伞百合。
 鱗茎をもつ。葉は根生し、ひも形、約長さ30~60㎝×幅5㎝以下。花茎は葉が無く、高さ50~80㎝、頂部の散形花序に花を10~15個つけ、6~8個が順次開花する。花はホンアマリリスに似るが筒部が細くて曲がり、直径7.5~10㎝、トランペット形、ローズピンク色、ピンク色、シェルピンク色又は白色、芳香がある。花期は8~10月。
品種) 'Born Free'(白花) , 'Delkin's Find'(ピンク色、花被片の先が円い) , 'Dorothy Hannibal'(ピンク色), 'Elegance'(白色、薄くピンク色を帯びる) , 'Fred Howard'(花が不規則) , 'Hannibal's Pink' , 'Howardii'


 ホンアマリリス属(Amaryllis)

  family Amaranthaceae - genus Amaryllis
 
 鱗茎は直径5~10㎝。葉はひも形(strap-shaped)、緑色、長さ30~50㎝×幅2~3㎝、2列につく。花茎は葉がつかず、1~2本、鱗茎から生じ、高さ30~60㎝、頂部に花が2個~数個、束生する。花は漏斗形、直径6~10㎝、花被片は6個(外側の3個は咢片、内側の3個は花弁、よく似ている)。花色は普通、白色、クリムゾン色の脈をもつが、野生でもピンク色や紫色もある。

 世界に2種あり、南アフリカに分布する。


 ホンアマリリス属の種と園芸種

 1  Amaryllis belladonna L.  ホンアマリリス (アマリリス・ベラドンナ)
 南アフリカ原産。英名はJersey lily , belladonna-lily , naked-lady-lily , March lily。湿り気のある場所に生える。
 鱗茎は直径5~10+㎝。茎は高さ30~60(70)㎝、丈夫。葉は長さ30~45㎝×幅1.5~3㎝、濃緑色、光沢がある。花序は散形状、葉の枯れた後に出る。苞は薄膜質。花柄は長さ2~4㎝。花被は広がり又は+-後屈し、漏斗形。花被片は長さ5~8㎝、約1㎝融合し、ピンク色、ときに基部。白色又は黄色。花糸は葯よりかなり長い。柱頭はほぼ球形又は小さく3裂。蒴果はほぼ球形、不規則に裂開する。種子は0~少数、白色又は約ピンク色。花期は8~9月。
 2  Amaryllis paradisicola Snijman アマリリス・パラディシコーラ
 南アフリカ原産。乾いた、涼しい山地に生える。1972年に収集され、開花の誘発方法がうまくいった1995年まで栽培では花が咲くことがなかった。1998年に 南アフリカのナマクアランドのリフタスフェルト(砂漠地帯)でSnijmanが発見し、新しい種として記載した。山火事の後にだけ開花すると考えられている。
 花は4月に開花し、10~21個、リング状に束生し、スイセンのような香りがある。花色は初め、紫ピンク色(純粋種は淡ピンク色)、古くなると暗色になる。葉は幅がベラドンナより広い。雄しべはベラドンナより長く、柱頭はベラドンナより深く3裂する。
 パラディシコーラとベラドンナにはいくつかの形態学的差異があるが、最も目に見える違いはパラディシコーラの葉は幅が広く、舌状(6~9枚の葉は花後に出る hysteranthousで2列生)。成長するとロゼット状になり、幅が広く、樋状、葉の両面に短毛が開出する。内側の雄しべはベラドンナより長く、外側の雄しべは内側の雄しべより15㎜長い。柱頭はベラドンナより明瞭に3裂する。花はスイセンのような芳香があり、10~21個がリング形につき、均一な紫ピンク色、古くなると暗色になる。ベラドンナはケープのより湿った場所で見つかり、パラディシコーラは比較的、涼しい山地の乾燥した場所に適合し、珪岩の崖や狭い岩棚に生える。花期は秋中旬、長い乾期の後の降雨のある秋の初めから、始まる。

 Amaryllis condemaita Vargas & Perez ⇒Hippeastrum condemaita (Vargas & E.Perez) Meerow
 Amaryllis bagnoldii (Herb.) Traub & Uphof ⇒Rhodophiala bagnoldii (Herb.) Traub

 
 ハマオモト属

 2  Crinum moorei Hook.f.  モモイロハマオモト  桃色浜万年青
 南アフリカ原産。英名は Natal lily , Inanda Lily , Ngomi Lily , Moore's Crinum Lily。エクアドル、ファン・フェルナンデス諸島、朝鮮、メキシコに帰化。
 高さ1.4m以下。鱗茎は直径20㎝以下、土の表面のすぐ下にあるが、長い首をもち、地上、20~30㎝に伸び、葉の基部を包んで偽茎を作る。葉は長さ1m×幅約20㎝以下、花後に枯れ、鱗茎の首から長いロゼットが現れる。花序は散形花序、花茎は長さ約1.2m以下、花が5~10個、わずかに垂れてつく。花は漏斗形、左右相称。花被片はピンク色~帯白色。花期は夏。
品種) 'Variegatum' (v)


 参考

1) GRIN
 Gomphrena  List of Species Records in GRIN
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=5065
2) Flora of China
 Gomphrena
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=113845
3) Jepson eFlora: Taxon page
 Amaryllis belladonna
 http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=12964
4)Amaryllis paradisicola - Pacific Bulb Society
Amaryllis paradisicola
https://www.pacificbulbsociety.org/pbslist/2006-October/oc9ha0m426ffltb9lun53j83a0.html#

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