アキノミチヤナギ  秋の道柳
[別名] ハマミチヤナギ
[学名] Polygonum polyneuron Franch. et Savat.
Polygonum tatewakianum Koji Ito
タデ科  Polygonaceae ミチヤナギ属
三河の植物観察
アキノミチヤナギ花
アキノミチヤナギ花2
アキノミチヤナギしぼんだ花と果実
アキノミチヤナギ花被から突き出た大きな果実
アキノミチヤナギ花被から突き出ない小さな果実
アキノミチヤナギ托葉鞘
アキノミチヤナギ托葉鞘2
アキノミチヤナギ茎
アキノミチヤナギ
アキノミチヤナギ花被に包まれた果実
アキノミチヤナギ果実
アキノミチヤナギ3稜が不均等の果実
アキノミチヤナギ葉
アキノミチヤナギの葉裏
 春から秋まで咲くミチヤナギに似ていて秋に花が咲くため、アキノミチヤナギと呼ばれている。海岸に多く、ハマミチヤナギとも呼ばれる。学名はPolygonum polyneuron とされている。これは Flora of ChinaではPolygonum arenastrum (ハイミチヤナギ) と同義語とされているが、葉の大きさなどが異なるとの見解もある。
 茎は根元からよく分枝し、直立する。葉は互生し、厚く、長さ0.5~3㎝、上部の葉は小さい。葉の先は鋭頭、やや鈍頭のこともあり、乾いて茶褐色になっていることも多い。葉裏の脈は明瞭。托葉鞘は赤色を帯び、下部では2裂し、脈が明瞭、繊維状に残り、花は葉腋に束生する。花被は長さ2~3㎜、5裂し、緑色で、縁が白~淡紅色。花後に花被の縁は紅色に変わり、痩果を包んで残る。痩果は小形(長さ約3㎜)と大形(長さ約4㎜)の2形あり、3稜形、ときに3面が不揃い。大形の痩果は頭部が花被から突き出るが、小形は突き出ない。痩果の表面は平滑でなく、光沢がなく、小形は濃色(赤褐色~茶褐色)、大形は淡色(黄褐色~茶褐色)と色もやや異なる。草株は痩果が大形だけのものと小形だけのものがあり、両者が混在するときもある。
 ミチヤナギ Polygonum aviculare subsp aviculare は葉先が鈍頭、痩果が小さいものだけで、花被に包まれ、頭部が見えない。
 オクミチヤナギPolygonum aviculare subsp. neglectum は北海道、北アメリカ、ヨーロッパに分布する。葉が細長く、長さ(7.6)12.2~34(40)㎜、幅1.5~6.8(8)㎜。痩果は長さ1.2~1.8(終期にまれに2~3.7)㎜、暗褐色。 2n=40,60
 Polygonum aviculare subsp. depressum(common knotweed, oval-leaf knotweed) はヨーロッパ原産、北アメリカなどに帰化している。葉鞘は茎の中間では短く3~5.5㎜、下部では長く7~12㎜。葉は長さ(6.2)8~27(35)㎜ 、幅 (1.4)2~(10)㎜。痩果は長さ1.5~3(終期 2.5~4.5)㎜、3面が不揃いになる。ハイミチヤナギ Polygonum arenastrum はこの形態型とされ、葉が長さ4~15 (20)㎜、幅 2~5 (7) ㎜と小さいもので、北アメリカで普通に見られる。2n=40,60。(Flora of North America)
 ヌカボミチヤナギ Polygonum argyrocoleon は中国、モンゴル、ロシア、西アジアに分布する。中国名は帚萹蓄(zhou bian xu)。北アメリカ、オーストラリアなどに帰化し、日本でも確認されている。花序が茎頂に穂状につく。痩果は長さ2~2.5㎜、褐色。
[花期] 9~10月
[草丈] 50~80㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 海岸
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、ロシア
[撮影] 田原市  07.9.1
TOP Back