アキハギク  秋葉菊
[別名] アキバギク、アキワギク、キヨスミギク
[学名] Aster sugimotoi Kitam.
Aster ageratoides Turcz. var. sugimotoi (Kitam.) Kitam.
キク科 Asteraceae (Compositae)  シオン属
三河の植物観察
アキハギクの花
アキハギクの筒状花
アキハギクの総苞
アキハギクの上部の葉
アキハギクの茎
アキハギク
アキハギク基部の葉柄の長い葉
アキハギク葉表
アキハギク葉裏
 和名は静岡県の秋葉山(あきはさん)に由来する。三河地方のものはやや繊細である。葉柄がほとんど無いシロヨメナと混生していることもある。
 茎は斜上~垂れ下がり、短毛がある。分布域の東部のものの方が毛が多いといわれる。根生葉は花時には無い。葉は長さ5~8㎝、幅3~4㎝の卵形、両面にまばらに短毛があり、葉先は尖り、基部は楔形、鋸歯は5対内外。葉柄が明瞭にあり、葉柄の上部は翼状となる。上部の葉は鋸歯がほとんど無い。頭花は直径1.5~2㎝。総苞は長さ約4㎜。総苞片は3列。舌状花は白色。冠毛は長さ約3㎜。痩果は長さ約2.5㎜。2n=18(2倍体),36(4倍体)
 シロヨメナAster ageratoides var. ageratoides は山に多く、林縁などの半陰地に生える。全体に毛は少なく、まばら。茎は直立~やや斜上し、やや紫色を帯び、下部はほぼ無毛。葉は長さ5~15㎝、幅2~5㎝、先が尖り、長楕円状披針形、3脈が目立ち、下部の葉では粗い鋸歯がある。葉に毛がほとんどないため、葉裏の脈が目立ち、ざらつかない。基部はくさび形で、根元に近いところでくびれてやや翼状になり、柄はほとんどない。花柄は長さ0.5~3㎝。花は普通、白色で、直径約1.5~2㎝と小型。総苞は筒形~球形。総苞片は3列。果実は長さ2~3㎜、冠毛の長さ3~4㎜。
 ナガバシロヨメナ Aster ageratoides var. tenuifolius渓流型の変種。葉が小型で、細長いのが特徴。変異が連続的である。
 ケシロヨメナAster leiophyllus var. intermedius は葉裏に短毛が多く、長軟毛が少ない。4倍体2n=36
 ノコンギクは茎や葉に短毛があってざらつき、葉がやや丸く、葉柄があり、頭花が大きい。ノコンギクの葉の細いもの(変種のホソバコンギクとされる場合もある。)と見間違えやすい。
 イナカギク(ヤマシロギク)は茎や葉にビロード状の白毛が密生し、葉の基部がやや茎を抱く。葉裏に長軟毛がある。
[花期] 9~11月
[草丈] 40~60㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の林縁、林内
[分布] 在来種(日本固有種) 本州(茨城県~愛知県の太平洋岸)
[撮影] 設楽町  14.9.22
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